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木に止まるイトトンボ

薪と虫と奥様と私。札幌新築に薪ストーブを導入したデメリット。

木に止まるイトトンボ

薪ストーブを導入して困った事は色々様々あれど(別にまとめてますのでご参考に)日常的に心配するのがやはりコレ。私は良いんですどね…実際どれくらいなものなのかを5年経った今お伝えします。薪ストーブ設置のご参考になれば幸いです。


そもそもがね、木だから。

アイキャッチのトンボは薪の間にいた住人(虫)。真冬に初めてトンボみたのでびっくり、成虫で越冬する種類もいるみたいです。

さて本題。設置やら、薪集めやら様々なデメリットはお伝えしてきてますが本当に忘れがちなのはコレ。費用等々の影に隠れて、話に出てこないですね。

題目にもあるとおり燃料が「木」ですから、当然です。自然のものですし、基本保管は屋外ですので、薪割り当初は何にも付いておらず美しい木肌を見せてくれる薪も、1年の乾燥期間を経ると変化しています。

そう「虫」が付いています。
この虫がつくには二段階ありまして…

<第1段階>
原木の時代からお住まいになっている
<第2段階>
薪にしてから時と共にお住まいになる

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一段階目は元から先住されている状態で、穴がボコボコ空いている様な原木だと中には「何かしらの幼虫」やその穴を利用して住んでいる一体君は何なのだ?という「謎の虫」がお住まいです。

まぁ彼らはそこに永住しているわけではないので、放っておいてそんなに害はありません。薪の着火が進む穴が開く程度です。まぁ原木の状態でしばらく放っておくと永住希望の方に占拠されます(笑)と、言っても原木の時点より実際に薪として保管・使用する二段階目がやっかいです。


我が家の愉快な仲間(虫)達をご紹介

薪に穴が数カ所空いている
こういうのが「第一段階」です。

では二段階目の「薪にしてから、経時変化と共にお住まいなる」状態の仲間達をご紹介!
※写真はご用意しておりません、気になる方はご検索願います(笑

薪マンション勢力No.1:ワラジ虫
カリカリ音はこいつ:代表カミキリ虫の幼虫
勝手にテントに住んでいる:地蜘蛛の何か
朽ちかけ薪に居候:小さいアリの軍団
恐怖と共に:クロススメバチ
未だに正体不明:体長6㎜前後の謎の甲虫軍団
何故居たのか不明:ハエ
そのカモフラージュは気付けない:小さな蛾
不思議な動きのアリかと思ったら:アリのふりをしている謎のクモ
表面を凝視すれば100%遭遇:ダニっぽい小虫
素早すぎて確保困難:ゲジゲジ

<番外編>
枝の芽という芽を食い荒らすと共に、お土産(フン)を置いていく:ネズミ
薪の下になんでいるの、潰れちゃうよ:茶色い大きめのカエル・サンショウオ
なんとか、いつか食べてみたい:様々なキノコ軍(たぶん毒)

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様々なバリエーションに驚かれる事でしょう。実際はもっと遭遇してます(笑)よく目にする代表者達をお伝えしました。番外編として記載したのは、私が薪ストーブ生活を続けて遭遇できた珍獣(?)です。たま〜に遭遇したりするとビックリしますね。

こういった家庭を賑わす仲間達が薪には付着しているわけです。薪を屋内に運ぶ際には薪同士ををぶつけたり、手で払ったりしているのですがそれでも偶に侵入を許してしまいます…


時にこだまする奥様の悲鳴。

そんな薪ですから、薪運びの際はなかなかの楽しさです(笑)

薪棚にいる勢力No.1のワラジ虫達はいつみても見事なほど「群れ」てますね。寒いのか、寂しいのか、安心するのか大小様々に肩を寄せ合ってます。薪を手で一本一本ケースに入れて運ぶのですがそんな時に

「ぎゃあぁぁぁっっ!!!」

なんて、もう慣れたもので「あ〜何?虫いたのかい?(汗)」とそちらを見ることもなく声を掛けると、大体はワラジ虫の軍勢に驚く奥様なのです。彼らはよく「裏側」にいるので表面から見ても居ないのですよ…で、薪を掴み上げるとポタポタ落ちる彼らであったり、影になった部分に大勢居たりします。どうも、未だに慣れないようで驚くらしいです。

そんな奥様ですが、女性というものは一度腰を据えると凄いなぁと思う一件。

まぁ薪に蜘蛛やら何かしらの虫が冬眠がてら付着してたのですが、いつものように叫ぶかと思いきや…「こんのーっ!!」なんて勇みながら、その薪を掴み、熾きで良い感じに真っ赤なストーブの中に追加するのでした。

家を暖める中、甘いことは言ってられないとの事で「薪に勝手に住んでて我が家に不法侵入しているから、そんな奴らには情は無い!!」そうです。

冬眠途中なのか動いていなかったとは言え、たくましいですね…しかし、屋内にいる薪から出たと思われる「動く」虫達の処置は大体私がやってました。

想像する以上に虫がでます。色々な(笑)


薪ストーブでは避けられない屋内保管

そんな状況なら薪を追加するときだけ、その都度薪を持って来れば良いのでは?とお思いになる方も多いと思います。それはその通りなのですが…

薪ストーブの前に数本ストックしておいた方が圧倒的に楽。

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なんですよね。
我が家も謎の甲虫軍団に侵入されてから、追加の毎に薪を屋外から運んでたのですが、それはもう大変・面倒臭いもので…さらに屋外保管の薪をそのままストーブに入れると良いことは無いのです。

外から運んで来た薪は外気温に晒されているため、非常に冷えた状態となっています。
それを薪ストーブに入れると下記のようなデメリットが生じます。

  • 炉内温度が低下し二次燃焼が働きにくい
  • 薪が冷えてるので着火しにくい
  • 着火まで時間を要し煙・ニオイが出やすい

住宅地の我が家とって、着火までの時間が掛かるのは死活問題です。なるべく早い着火が望まれます。住宅街での薪ストーブ使用に伴うアドバイスはこちらでまとめてあります↓

銭屋工芸社

多くの方が気にされるであろう薪ストーブと昨今の住宅事情。札幌の住宅地に家を建て5年、薪ストーブを使い続けて来た本音とその…

また、薪を追加する時だけではなく「朝の焚きつけ」時にも大きな効果を発揮します。

「室温になっている薪」と「外気温に晒されている薪」ではどちらの方が着火しやすいか…というのは最早言うに及ばずという所ですね。サラリーマン世帯としては忙しい(全員がそうではないでしょうが)朝に、なかなか着火しないな〜なんて状況大変だと思います。と、いっても状況が人を変える。というか順応していくことになるのですが…


環境が人を変えていく。

薪ストーブを設置して5年経って、大きく変わった事があります。

虫に驚かなくなりました。

私は虫には耐性がある方だと思っていましたが「予想外」な場所や「すごい群れ」を目撃した時は「うへぇ…きもちわりぃな…。」と思ってましたが現在では同じような状況でも「はいはい、退いてくださいね〜退去退去〜」なんて言いながら薪を払ってます。

これは奥様も同様で、未だに驚く時は驚くのですが落ち着いて対処できるようになってます。虫をみただけでもダメだったような状況から、薪についている虫達を払うことが出来るまでになり、お叫びも激減してます。

また、屋内に出る蜘蛛(気づかないうちに住み着かれます)も以前は捕まえられなかったのですが、最近はティッシュでむんずと掴みポイっと窓から逃してやる程度までになりました。

しかし、導入の際に虫が苦手な方が「いつか慣れるから大丈夫だよ!」といってもなかなか受け入れられないと思われますが、本当に耐性がついてきます


屋内保管で出て来た困った虫達。

case1:クロスズメバチ
冬季に薪を運ぶとチラホラ見かけるこの子達。手足を縮めてコロッと薪の間で冬眠してます。正確な数は取ってませんが1立米あたり5〜6匹は見ますかね。スズメバチと名前が付いてますが、あの見るからに凶暴そうなキイロスズメバチ系とは異なり、体長4㎝前後の小さい蜂です。しかし、蜂は蜂。刺す事には刺すそうです…。コロッとしてますので大体薪にくっついていると気づくのですが、たま〜に気づけなく暖かい屋内で目が覚めてしまいました。冬眠から覚めた直後だったのか動きも鈍いものの、飛ぶ為捕獲には苦労しましたが…刺されることもなく無事捕獲。

case2:体長6㎜前後の謎の甲虫軍団
これは未だに謎の虫。おそらく桜の薪の樹皮に付いていたと思われます。薪を玄関に一時的においておいたのですが、とある朝。「ね〜なんか黒いの居ない?」と奥様、玄関をみてみると2〜3匹の小さい黒い甲虫が。ちょちょいと取ってその日を終えたのですが翌朝の玄関が…前日居た甲虫が30匹強。天井・床・壁をかっ歩していました…前日出て来たのは先遣隊だったのでしょうね…なにせ小さいもので退治するのが大変でした。

case3:カミキリムシ系と思われる幼虫
薪ストーブを囲みながら暖かくリラックスしていると「カリカリ…カリ…カリカリ」と薪ストックの方からなにやら聞こえて来ました。薪自体を確認しても何もいません。気のせいかな〜と思ってまた静かにしていると「カリカリ…」と今度は静かに薪によって聞き耳を立てていると…明らかに、とある一本の薪から音がしていました。なにかしらの幼虫なのでしょうが何せ掘り出せません。そのまま薪ストーブに追加させていただきました…許せっ!

まぁ代表的なのだとこんな感じです。しかし大なり小なりありまして、蜘蛛やらハエやらも出て来ますが、もはや可愛いものです。慣れってすごいですね。


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薪ストックは2〜3時間分がオススメ

これで薪のストックと虫は避けられないとお分かりいただけたでしょうか。しかしストックが多ければ多いほど虫達と遭遇するリスクが高まります

そこで、薪は2〜3時間分のストックをオススメします。

ストーブにもよりますが大体1時間前後で一回の追加になることが多いかと思います。一例ですが…

18:00−帰宅→着火(2時間分をストック)
19:00−薪追加 1回目
20:00−薪追加 2回目(ストックゼロ→2時間分をストック)
21:00−薪追加 3回目
22:00−薪追加 4回目(ストックゼロ→2時間分をストック)
23:00−薪追加 当日最終(残りは翌朝分)

大体帰宅から6時間分用意しておけば、当日〜翌朝分まで持ちます。
実際の私の家では着火してから、1〜2時間弱は薪は追加しなくても暖かい状態が続きますので1回目の追加は19:30〜20:00といった感じです。厳冬期の1時間あたりの薪の消費本数は約1.5本〜2本程度ですので、焚きつけとは別にストックとして10本前後薪があれば6時間分になる計算です。

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なので実はねじお家は薪ストーブの前に常に「10本前後」は薪がある状態です。
5年使っていると、やはり耐性が出てくるので多少虫がいたとしても気にしません笑。というよりも、屋内に入れる薪に虫がいないかチェックするコツを体得して来ます。

「この薪はちょっと朽ちてて潜んでそうだから、優先して使おう。こっちは樹皮もないし表面もキレイだから後半に取っておいて…っとこっちは蜘蛛くっついてたか…すまん!こっちで寝ててくれ。あ〜これは樹皮の間があやしいからこれも優先して先に使うか。」といった具合です。

ですので、ある程度の目利きができれば必要数量をストックしておいて問題ありません。

私がみて不思議に思うのは、カタログや良い雰囲気の薪ストーブ写真をみると、薪ストーブに隣接して大型のウッドストックが有ったり、隣接した壁に接触した状態で大量に保管されているものがあります。虫が出ないのでしょうか…それとも気にしてないのか。いずれにせよちょっと実用とはかけ離れているようにも思えて仕方ないのですが、だれか教えてください…笑


まとめ

  • そもそも「木」なので虫がいて当然
  • 薪保管中には多種多様な虫がついてくる
  • 冬は、虫がいても冬眠してるので静か
  • 屋内への侵入は有るものだと思うべし
  • 苦手な人には想像もできない虫がでる
  • 時間を経て苦手な人でも耐性がつく
  • 虫取り網があると年中活躍する
  • 屋内保管は慣れないうちは2〜3時間分で
  • 慣れたら必要数量を保管することも可能
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いつか、薪にクワガタついてたら嬉しいな〜なんて思って早5年。その夢は実現していませんが薪と虫は切り離せないものです。自然のものですからね。うまく付き合っていく方法を模索しましょう。あちらが勝手に退散してはくれませんので、我々人間が慣れていくのが一番かな〜と考えています。

参考にしていただいて良い薪ストーブライフにつながれば良いなぁと思います!お読みいただき、ありがとうございました。



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