曇り空の駐車場にある赤いバイク

DIYでカワサキエストレヤに防水サイドケースを付ける!

曇り空の駐車場にある赤いバイク

通勤通学はもちろん、ツーリングで必須になるのが「積載量」ですよね。リュックでもいいんですけど、そこはちょっと身軽に行きたい年頃。なんとか安く・手軽にしかもカッコイイ感じで積載量を増やせないかなぁと。試行錯誤の末、出来ました!


■検索で来られた方へ
当記事はカスタム記事の一稿目です。
取り付け手順ごとにまとめたページが別途ありますので、そちらも是非参照してみてください。

銭屋工芸社

一箱約1,800円(加工代)!カワサキのエストレヤ に完全DIYのサイドケース(ほぼ防水)を取り付けてみました。初心者が…


積載量はやっぱり欲しい。

バイクってそもそも色々な使い方があります。通勤通学の足としてだったり娯楽の一つだったり、私のように旅=バイクといった様な認識をもっていたりと色々です。しかし、そもそもバイクには「積載量が少ない」のです。

ですから私もサイドバッグを購入して取り付けたりしていました。ピンキリですけど一個1万円前後といった所でしょうか。それでも合皮・人工皮革素材で熱に弱かったり、ツーリングで付きまとう「急な雨」に対応するために防水カバーを被せたりしてました。取り出しもめんどくさいですし、防水じゃないですからね…


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ハードケースがカッコイイ。

色々検討して、巷でよくみるブラックのサイドバックでも良いのですけど、私はゴツくて防水性も期待できるハードケースタイプが良いと考えました。ハードケース自体は色々なメーカーから出ていて、素材はアルミやFRP素材など様々です。

これ良いな〜なんて見てみると…有名所のメーカーでは専用ステーとケース2個合わせて10万円弱なんてザラです。そんな高級品私には買えません…そもそも私のバイクは90年前半モデルのキャブ車でいい感じに汚い(褒め言葉)ので、ピカピカのケースは似合いません。

「いや〜なんかいい感じ(適当)のそれなりに安く作れないもんかね…家にあったスチールゴミ箱とかをこう、切りはりして付けちゃうとか…」で、色々と探しました。 で発見したのがこちら!!


その名はアンモボックス

バイクの横についている緑色の鉄箱

弾薬ケース・アーモボックスとかアンモボックスとかそういう名前販売されているようで、新品はアマゾンとかコストコにもあるようです。

市販品の大きさは「大きい方」で高さ19.0cm×横15.5cm×奥行30.1cm。定規でサイズ感を確かめてみると結構小さい…これの大サイズないのかなぁ…とさらに探した所、こちらのLサイズが存在します!しかしどうやら、大サイズの新品販売はほとんどお目にかかれないようで、実際に使用されていた「中古品」を探すしかなさそうでした。

ヤフオクで探してみると…ありました!!

なにやらちょっと大きめのサイズは「ナイトビジョンケース」というものらしくアンモボックスを転用しスポンジを貼り付け暗視スコープの移送に使っていたそうです。ミリオタではない私はその価値はよくわからないのですが【本物】という事でちょっと尻込み。

まぁ、所詮鉄の箱です。

因みに相場は私が買った時で状態が良いもの(多少の傷・サビ有り、凹みなし)で送料含めて4〜5千円。私はリペア予定だったので凹みあり、サビありの物で問題ないと考えていた為2〜3千円程度で購入できました。ただしいつも売っているわけではなく、たまに2、3個売られている程度ですので多少の価格は飲み込んで大人買いするのも手です。


アンモボックス(ナイトビジョンケース)スペック

アンモボックスの外観と寸法
リペアも兼ねてペイントを施してます。

<採寸サイズ(参考値程度)>
大体ですが高さ33㎝×横幅28㎝×奥行13㎝ですので一個あたり約12Lです。緩衝用のスポンジや後述するステーのボルトの飛び出しなど鑑みると約10Lは活用できる形です。

スチール製で非常に堅牢な作りをしてまして、重いです。しかしながら元来の弾薬箱・ナイトビジョンケースという性質上防滴」は非常に期待できますし、実際取り付けてキャンプツーリングなどで降雨になった際も一切浸水しませんでした。

この気密性、防水性を検証している方もいらっしゃるようです。私が持つGIVIのトップケースも防水ではないものの、購入してして10年経ちますがただの一度も浸水はしませんでした。ただ積載物の保証の兼ね合いがあるので「防水」とは言えないのでしょう。(※取り付け加工の際は自己責任でDIYです!浸水したら、しない様に工夫してみましょう!)

メインどころのナイトビジョンケースを必要個数用意して、サドルバッグステーなどを用意するだけ!あとはホームセンターにあるものでお手軽に作れちゃいます!


必要なパーツと材料費

取り付けに必要な細かいパーツ群のご紹介。近所のホームセンターで揃えられましたのでアンモボックスさえ手に入れば割と簡単に作れちゃいました。まぁ、そこに至るまでに「あれやこれや」無駄に買っては付かなかったりしてるんですけどね(奥様には内緒)

価格に関しては近所のホームセンターで買い揃えた結果を記入していますので、お近くのHCの方が高い・安いはあると思いますのでご参考程度に。

サイドケースの部材の価格表1
サイドケースの部材価格表2

一箱あたり約1,800円!!

あとは適量でバネワッシャーやボルト等合わせても3,000円でお釣りがきます。有名メーカーの専用ステーで左右1組で15,000弱ですからそれなりのコスパがあります(ほんと今見たら1800円くらいなんですけど、完成するまでにあれやこれやとやった結果GIVIステー並みの価格になったのは秘密。ほら、後に引けないじゃないですか(笑)

やはり自分でメンテができるというのもDIYの付加価値の一つでしょうか。因みに汎用ステーは左側のみ一個あったので、右側用を買い増ししました。

エストレヤステーを楽天で見る
ホームセンターで自作のステーを作るのも良いですが、ステー曲げや溶接の道具が無いため、そこは既製品の方が作りがしっかりしていますしサスペンションを見事に避けており、且つ時間の節約にもなります。

あと重要なのはアンモボックス自体への「穴あけ加工」が必要になりますので、電動ドライバー等穴あけ工具をご用意ください(因みにドリルは8.5〜9.0mmの鉄鋼用)。

羊蹄山を背景に荷物満載のバイク
キャンツーフルパッケージVer.

見た感じは上の写真です。洞爺湖までのキャンツーに行きました。

10L前後の容積なのでそこまで大きな物は入らないですけど、キャンプツーリング用のクッカーセット(調味料とか鍋、シェラカップなど全部入っている私のオールインワンセット)にカッパ上下が右側に、左側には私の火遊びセット(ソロ用焚き火台、練炭10個、着火剤等)にエアーマットが入っています。

日常の買い物もGIVIケースに頼らなくてもいいのは大きいですね。流石にトップケース付けて買い物は大げさで、ちょ〜っとだけ恥ずかしくなっちゃいます(笑)牛乳は勿論、豆腐、お肉各種も入りますがキャベツ1玉はギリギリ入らない位ですね。


では実際の加工に移ります。
↓加工編↓

銭屋工芸社

一箱約1,800円(加工代)!カワサキのエストレヤ に完全DIYのサイドケース(ほぼ防水)を取り付けてみました。初心者が…


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