結構気になりますよね、一体どれくらい必要なのか…当時調べてもあまり参考になるサイトがなかった為、まとめてみます。ねじお家の事例ですので各々のご家庭で差異はあるでしょうがご参考に。
ストーブの維持費は実質ゼロ。
ここ5年で買い足した物は以下の品々です。
- 真鍮ブラシ:ホームセンターで100円前後
- 耐熱スプレー:私ので1700円前後
- 煙突掃除ブラシ:ブラシ単体で1000円前後
- 煙突掃除棒:約6M分で3〜4000円前後
- ヘルメット:2000円前後
- マスカーテープ:300円前後
- ダスター刷毛:300円前後
合計:約9,000円→1,800円/年
※毎年買い足す必要があるものは無く、実際の消耗品としての維持費用はゼロです。また、耐久商材の購入なので年々ランニングコストは下がります。要は初期費用だけ見ておけば概ねそのまま使えるという事です。
上に記載している物に殆どが「煙突掃除用」です。また、ストーブ本体の天板が擦れていくので、これらの道具を使ってそこに化粧を施しています。実際はこれ以外にも道具を置く棚を買ったり、バケツやら斧やら細々と買っているのですが維持費用というより、趣味と必要経費になりますので…
「ストーブを使用する」という目的だけであれば維持費用は実質必要なし。
煙突掃除に年2万円は必要。
維持費用で大きく変わってくるのが煙突掃除。これは私も当初薪ストーブ屋さんにお願いしました。設置後2年目に初めて依頼したところ「ん〜トップも空が見えるくらい綺麗なんで掃除しなくて大丈夫ですね。」との事で見送り(大したスス溜まって無かったみたいです)。その翌年に1度依頼して約2万円でした。
これは煙突掃除だけではなくストーブ本体のメンテナンス(ガスケット交換や素人では取りきれないクリーニング)も含まれます。業者さんにより価格は異なる所ですが、私がみる限り相場は2万円前後です。
実はここ2年DIYで煙突掃除をしています。と、言うのも煙突掃除くらいは出来るんじゃないかな…と思いまして、まずはやってみようと思った訳です。楽しいですし、煙突掃除自体は難しくありません。ですから煙突掃除は自分でやって、薪ストーブのメンテはプロにお願いする…といったスタンスです。その為、私の場合は2〜3年に一回メンテをお願いする形ですので、年1万円前後の維持費用と考えています。
[s_ad]しかしもっとDIYで!とお考えの場合、本当の消耗品は機密性を保つ「ガスケット」だけでして、1Mあたり1,000円前後です。それすらも自分で行うのであれば年数千円で十分です。
しかし、自分で出来ることに越したことはありませんが個人での分解清掃は手間が掛かる上、サイズ・形状に応じたガスケットの用意・作業精度・片付け・保管場所を鑑みてもプロにお願いする方が安心だと考えていますし、私が考えることではないのでしょうが薪ストーブを設置・販売して終わり…ではなく維持・保守メンテナンスを含めての事業モデルでしょうし、私もそれに賛成です。
薪ストーブは電化製品じゃないしシンプル構造な鋳物なのでちょっとやそっとじゃ壊れません。無理のないDIYでと考えるなら「年1万円前後」が維持費用となるでしょう。
薪ストーブと合わせて用意すべきアイテム
これだけは最低限でも必要だったアイテムをご紹介。初回の必要経費みたいなものですから、以後買い増す必要はないものが大半なので初期投資と思いましょう。
①薪棚(ログラック)

私はストーブ設置の業者さんに頼んだのですが定価+設置料掛かるので、結局高くついてます…これ本当にDIYで簡単に組み立てられるので自分で手配をオススメします。
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薪の保管場所で有って当たり前の一品。2×4を材が使えて、高さ調節出来るファイヤーサイド製がオススメです。横幅180cmで一基のものか横幅調節可能な二基連結型もあり、横幅取れるなら連結型がお得。DIYでも良いのですが私のような素人でも簡単に設置可能なのが最大の魅力。因みに我が家は2連結が一基・180cm幅で1基の合計3基のログラックがあります。
②ファイヤーツール

先に買ってしまった後、薪ストーブ屋さんに「これって使うんですかね?」と尋ねたところ「これはまぁ薪ストーブの“シンボルというかお守り”みたいなものですよ。」とアドバイスを貰うも、実際はめちゃくちゃ良く使います。
市販品(代替品)でこんなに柄が長くて鉄製のものが無く、火鉤棒とでも言うのか謎の棒や、灰取りスコップ・灰慣らし棒的なものがワンセットになっており、必要十分な一品です。私が購入した時は1万円以上の物だけでしたが、今ではお求め安物も多く、実用品なのでお好みの一品で良いでしょう。
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③アッシュコンテナ(灰バケツ)

しかし、ほんとネット安いです…私買った時一個7,000円前後したんですけどね…恐ろしい。
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薪ストーブの使用で避けて通れない「灰」。ストーブに貯めて置くわけもいかない為、一時的に逃がす場所として必須。最低でも10L以上のバケツにしましょう。と、いうのも1シーズンで5立米前後の薪を使ったとすると、50㎏前後の灰が産出され、バケツでいうと5杯程度の灰になります。満タンにすると灰でも結構重くなります。処理を行うまでの二次保管場所も必要なのでご検討を。我が家は軒下のゴミ袋に溜め込んで処理してます。
灰の有効利用と、処理方法に関してまとめた記事を書きましたので是非参考にしてみてください。多分驚きます、私も驚きました。
この必須アイテムさえあれば、薪ストーブライフを十分に楽しめるでしょう!
薪を運ぶキャリングケースも必要なアイテムですけど、バケツだったり野菜の収穫かご等で代用出来ますし、革手袋も必須ですけど数百円〜千円前後ですし、お好みで、といった所です。
まとめ
- 使うだけなら、ほぼ維持費はゼロ
- メンテナンスを考えると年10,000円の維持費を見ておくと安心。
- 煙突掃除・簡易メンテナンスをするなら一式で9,000円前後で揃う。
と、薪棚を3㎥分と考えると約51,000円、その他アクセサリーで約22,000円と考えると、初期投資で70,000円前後は必要になると考えられます。まだまだ一般的な暖房設備ではなく、殆ど趣味に近いものですから様々なアイテムが多少高価となっています。しかし、いずれも耐久商材で買い直すことが殆どありません。
一番オススメするのは私が紹介したカテゴリーのアイテム以外は、一旦取り揃えずに「必要に応じて」買い増しをしていった方が良いと思います。
と、いうのも薪ストーブ使ってるならこれはあったら「便利」だよ!とか道具ありきで自分と薪ストーブの関係を構築していくよりも「自分に合った」スタイルを作り上げていく方が物を探したり、工夫してみたりと、なが〜く楽しめます。
ではよい薪ストーブライフを!(挨拶)