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火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突

薪ストーブと煙の様子を動画で着火から巡航運転までを解説。

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突

薪ストーブの導入を検討すると初めに頭に浮かぶのが「煙」でしょうか。イメージ先行で、真っ黒い煙突から煙がモクモク出るじゃないの…なんて想像される方が多いかもしれません。今回はそれが事実なのか否か動画と写真で説明していきます。初チャレンジ(笑)


■注意
今回は私の家で使っているJOTULのF163をもとに解説しています。メーカー・二次燃焼システム・ストーブの大きさ等が違う場合は、本解説が一律に適用される訳ではないという事をあらかじめご承知置き願いますm(_ _)m


解説動画

初めて動画編集してみました、稚拙とは分かりながらも満足(笑)煙の出具合は写真よりも動画の方が分かりやすくなっています。


着火は上からを推奨

薪ストーブと煙に関してのデメリットとその解決方法はこちらにまとめてあります。着火方法も同様に記載してますのでご参考にどうぞ。ちなみに動画はページ最下段にあります。

銭屋工芸社

多くの方が気にされるであろう薪ストーブと昨今の住宅事情。札幌の住宅地に家を建て5年、薪ストーブを使い続けて来た本音とその…

着火は別記載にまとめた通り「上から着火」しています。そのため着火〜巡航運転までは薪ストーブのドアを一切開けていません。

薪の追加なしで巡航運転温度まで持っていけるので、熱のロスが少なくオススメです。


着火〜5分前後経過

※以下の画像は上が薪ストーブの燃焼状況その下がそれに対応する煙突の画像です。薪ストーブを撮影しては即座に外へ煙突を撮影しに家と外を何往復もしました…天気の良い日がなかなか無かったので撮影出来てよかったです。

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突
黒い煙は写真だと薄すぎて見えません…

中細薪を最上段に配置し、そこから延焼させています。空気調節レバーは「焚き付け用」の最大限まで解放します。

焚き付け時では「枝」「割り箸」「着火剤」等の火がつきやすい物を使用し、着火していきますがその際どうしても「黒っぽい」煙が出やすくなります。

ページ下部に配置している動画を見ていただくとわかりやすいです。

この黒っぽい煙は概ね着火材(枝など含む)の煙です。それら先行して燃えて煙が煙突から逃げていくため割と【短時間・少量】の黒い煙が出ます。これ自体はモクモク…という訳でなく薄い煙が大半です。

ここで薪に火がスムーズに移っていけば、ほぼ問題ないのですが時間を要したり着火材をケチったりすると、煙が出続ける場合やニオイが出続ける事になるので薪ストーブの前でじっと睨めっこ(燻らないよう観察)しましょう、楽しいですよ(笑)

大体着火してから5分前後で火が移っていくのが確認できると思います。


5分〜10分前後経過

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突
見て分かるくらい煙がモクモク出ます。

この着火→薪に延焼する過程が

使用中で最も煙が出るところです。

写真でも分かるように煙突トップからモヤモヤと白い煙が出ます。こればかりは避けて通れない所になりますので、重要なのは…

いかに早く薪全体に火を回すか

この一択ですので、焚き付けには毎回注意・観察しましょう。慣れれば体得してくる所ですが、私は最初の頃焚き付けする度に外に煙の出具合を見に行ってました…汗

火が移り難ければその分だけ「最も煙が出る」時間が長くなります 。ポイントは上に記載している別記事にまとめてあるのでご参照ください。私の場合は焚き付けの最上段〜三段目位はシラカバ・ハンノキ等を使用して、なるべく早く火が全体に回るようにしていますので、着火から10分前後で二段〜三段目に火が移っていきます。

上手くいけばこの煙が出る時間は5分も無い状況です。


10〜20分前後経過

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突
煙突奥の白いのは「雲」煙ではありません!

最も煙の出やすい前段階が過ぎれば煙は落ち着いてきます。写真をみてもほとんど煙が出ている様には見えないと思います、実際に大した出ません

こんな感じで薪全体に火が回るまで待ちます。
大体焚き付けしてから10分前後、遅くても30分は掛かりません。


10〜20分前後経過

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突
20分程度経過の様子 全体に火が回りほぼ煙は出ない。

着火から20分前後で全体に回ってきました。

ここで空気調節レバーを「焚き付け用」の最大解放から通常運転時での最大解放に切り替えます。操作はただバーを押し込むだけ。超簡単です、機械オンチな奥様でもできます。

F163はこのレバーのみで、触媒やらプレヒート操作等必要なく非常にシンプルで簡単に薪ストーブを使えるので、老若男女問わず使える素晴らしいモデルだと思います。


空気調節をここで絞りすぎると…

動画でわかりやすくする為にちょっとしたアクションを。薪全体に火は回りましたが、まだストーブが暖まりきっていない段階で「あえて」空気調節レバーを押し込んでみます。すると…

見た感じは炎も出ていて全然燻って(いぶって)ない様に見えますが…

薪ストーブと燃え盛る炎
白い壁と黒い煙突と青空

外に出て確認してみると、さっきまで煙が出ていなかったのに煙突トップからモヤモヤと煙が出てきてしまっています!!ストーブの中ではちゃんと燃えているのに…

これは「燃えるべき煙(ガス)が燃えずに煙突から抜けてしまっている」状態です。

F163ではクリーンバーンと呼ばれる二次燃焼システムを採用していますJOTULの日本総輸入元サイトの記載では

クリーンバーンとは?
クリーンバーンとは、その名の通り「清潔な燃焼」です。最新の燃焼技術で、一次燃焼で燃え残った微粒子やガスにもう一度新しい空気を噴射させ、二次燃焼するクリーンな排気を実現したシステムです。今まで排気ガスとして排出されていたものを再度燃焼させ、約90%を熱に変えることができます。この熱は、もちろん暖房熱として有効に活用されます。また、従来の燃焼方法は、少ない薪の場合は燃焼効率が低くなりますが、ヨツールのクリーンバーンは少ない薪でも効率よい運転を実現します。

JOTUL日本総輸入元サイト より引用

二次燃焼の仕組み
1.冷たい空気が本体に取り込まれます
2.外気は二次空気としてバーンチャンバーへ流れる前に、本体の熱で暖められ、燃焼しやすい状態になります。
3.一次燃焼エリアの真上に空気が噴出して、再度燃焼。この二次燃焼は350〜900度で作動します。
4.微粒子など90%燃焼したクリーンな排気が煙突へ流れます。このため煙道内のタールや煤の付着も少なくなります。

JOTUL日本総輸入元サイト より引用

という説明があります。

したがって薪全体に火が回っていたとしても、二次燃焼は350〜900度前後で作動するため薪ストーブが暖まりきらない状態で、空気を絞ってしまうとシステムが働かずそのまま煙や、燃焼ガスとして煙突から出ていってしまいます。

逆を言えば薪ストーブの温度と薪の燃焼状況を鑑みて、適切に空気量をコントロールすれば煙が出にくいとも言えます

実際に動画を見てもらえるとわかりますが、焚き付け10分前後経過後の状況から殆ど煙が出ていないのが確認できます。

オススメ調整としては天板温度が200度以上になるまで空気は最大解放!


20分前後で巡航運転完了

火を入れた薪ストーブ内部と外にある黒い煙突
空気調節レバーを最大解放まで戻すとこの通り煙なし。

煙が出たままにはしておけませんので、リビングに戻って空気レバーを最大にします。するとあっという間に火力が上がり、煙突からの煙は見えなくなりました。シンプルな構造で、リアクションが分かりやすくて好きです。

青空と黒い煙突

着火から約25分程度経ちました。

天板はまだ200度にはなってないですが、薪全体に火が回り空気量を適正にすることで煙は最小限に抑えられていると思います。

煙突の真下から見ても煙が出ているのは確認できません。

こんな感じで使っているので、昨年お隣さんに「え?薪ストーブ使ってたの!?年末でも全然煙とか出てなかったから使ってないんだと思ってたわ!」なんて、ちょっと嬉しい(?)事を言われたりもしました(笑)


まとめ

  • 上から着火方がオススメ(煙が出にくい)
  • 着火時瞬間的に黒っぽい煙が出る(3分弱)
  • 薪に火が回る時に最も煙が出る(5分程)
  • 全体に火が回っても空気調節は最大に
  • 着火後すぐ空気を絞ると煙が出やすい
  • 煙を目視出来るのは焚き付け〜15分前後
  • それ以外は「湯気」!!

やっぱり煙は出るものなのですが、薪ストーブを使っていく中で自分なりの「コレ!」という着火方法や空気量・熱のコントロールが定まってくると思います。

薪ストーブって煙モクモク出る…なんてイメージは払拭したいですね!!薪ストーブの導入を検討されているかたの参考になれば嬉しいです。

それではよい薪ストーブライフを!(挨拶)

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