きつね色に焼きあがった鳥の手羽先

薪ストーブ料理で男の株を上げよ!簡単手羽先は誰でもウマイ!

きつね色に焼きあがった鳥の手羽先

薪ストーブ。それは生活を豊かにするもの、それは温もりを与えてくれるもの。ストーブの着火から運転まで貴方がやったとしても、それは当たり前かもしれません。普段やらないことをやってみましょう。そう、料理!これで男の株を上げるのです!週末のおかずは任せろ!


手羽先だけは誰でも「絶対成功」

薪ストーブ料理、なんとなく難しいイメージありますよね。

熾きの量だったり、温度管理が難しくて「焦げそう」とか、調べてみたら「何かしらのパイ包み」とか「丸鳥と香草の何やら」等とても手が込んでいるものが出てきたりして、料理する方だと自負する私でも「ちょっと取っ付きにくいなぁ…」「難しそうだなぁ…」と思います。それでも、安心してください。

この「手羽先」だけは必ず成功します!!

そりゃあ放っておいたり、ある程度のレールからはみ出たら丸焦げになったりするでしょうけど、料理をするという意気込みと10分程度の集中力があれば誰でも成功します(断言)とても簡単で、そして何よりめちゃウマです。


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絶対成功のワケ。

これは私がよくやる薪ストーブ料理の共通点です。覚えておくとアレンジが効きますしバリエーションが増えていきますのでご参考に。

  1. 料理の主体が「肉」である。
  2. それは「多少油っぽい」
  3. 割と「短時間で」火が通りそう
  4. 味付けはシンプルに塩・胡椒

これだけです。


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肉だと何がいいのか

これは野菜でも良いのですが「成功しやすい」物としての「肉」です。

極端でわかりやすい例えだと…薪ストーブにキャベツの葉っぱを入れるとどうなるでしょう?大体の方がスグに「焦げそう」と思ったのではないでしょうか。つまり肉だとある程度の「厚さ」があるので焦げにくいですし、野菜での焦げは食べられなくなったりしますが肉だとそれはオイシイ部分になります。つまり、焦げた時のリスクが低いのです。

油っぽくて何がいいのか

これは肉とほとんど同じ理由で「焦げにくい」からです。赤身であればあるだけ焦げやすく、脂身が多ければその分焦げにくくなります。実際は赤身でも火加減をしっかり調節出来れば良いのですが熾火の量だったり、タイミングが難しかったりと中々上級者向けの食材です。一方脂身が多い「バラ肉」や「ロース」当記事で一押しの「手羽先」等は脂身があるので非常に焦げにくく、例え焦げたとしてもその油脂により「焼き揚がった」状態に近くなります。それがまたオイシイんですよね…

短時間だと何がいいのか

これまた「焦げるリスクを減らしている」という部分です。実際は薪ストーブ内で煮込み料理とかグリル系の料理で20分〜40分くらいの調理時間を要するものを作ることもあります。しかし料理に必要な時間が長ければ長いほど「火加減が難しく」薪ストーブから離れる時間も出てくる為「焦げやすい」状況になります。そのため短時間(10分前後)の調理時間であれば、薪ストーブの前で食材に火が通る様子を観察し、ひっくり返すタイミングや取り下げるタイミングを見失うことが無く、自分なりのオイシイ状況で仕上げをする事が可能です。

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シンプルな味付けだと何がいいのか

これまた「焦げにくい」料理を作るためになります(笑)。例えば甘辛い醤油ダレを絡めて焼き上げるようなものを作るとします。そうすると、食材に火が入るよりも先にそのタレが焦げます。そのタレ自体を食材に火が通ってから後付けするのであれば問題ありませんが、熾火で暖められた熱々の鉄フライパンにタレを掛けるとどうなるでしょう?

正解は「掛けた瞬間に蒸発しだす」です。一気に目の前が湯気と煙に包まれる事でしょう。そして恐らく近くに換気扇も無いので匂いが家中に行き渡ります。一方最初からシンプルに塩胡椒程度の味付けだと、後から入れるものもありませんし匂い充満の被害も少なくなります

そう考えると、当記事オススメの手羽先のスペックを見てみると…

  • 鶏肉である
  • 鶏皮が付いていて脂がある
  • 小ぶりで適度な厚さがある。
  • 味付けは塩胡椒でOK

そう、手羽先は全ての条件を満たすスーパー食材なのです!


調理手順とそのコツ

ここから写真付きで解説します。と、いっても凄く簡単なので文章ボリュームは全然ありません。

手羽先には事前に塩胡椒を適量振っておきましょう。マジックソルトを使ってもまた風味が変わるのでオススメです!


①熾火を作るべし。

薪ストーブ内の真っ赤な熾火
適当にこんな感じでOK

はい、適当に熾火を作りましょう。適当で大丈夫です。なぜなら10分前後で焼きあがるのでそこまで熾の量は気にしなくてもOK。あまり大きな熾だと、直火になり過ぎるのである程度下の写真の様に細かく砕き、慣らしましょう。

ストーブの中にある真っ赤な炭
ちょっと崩して慣らします。

②五徳をセットすべし

薪ストーブと使い古した鉄製の五徳
5年くらい使っていると灰が固着する。

これがなければ調理はできません。いや、出来ないことはないのですが非常に苦労しますので、ねじお的にはマストバイアイテムです。ちなみに私が使っているJOTULのF163(薪ストーブ)は小さいモデルですが、足高15㎝前後の正方形型の五徳がぴったり。

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熾火の上に鉄の五徳を配置
セットするとこんな感じ。

五徳を設置したらグリルに使う鉄板なり、フライパンをセットして余熱しましょう。我が家ではLODGEのスキレットやサービングポッドを使ってますが、今回はちょっと特殊な「おやじの鉄板」と呼んでいる、岩手県産南部鉄器の鉄板を使います。
おやじの鉄板を楽天で見る

※ここで必ず余熱を行いましょう。鉄板は余熱することで食材を置いた時に、瞬時に熱が伝わるため「焦げ付きにくく」なります。おやじの鉄板の場合は五徳の上に置くなら30秒程度、天板では200度〜270度であればずっと置いておいてもOKです。

③余熱完了後に手羽先を設置すべし

薪ストーブ内部に置いた鉄フライパンに並べられた鳥の手羽先
なんとも色白でちょっとアレ。

さぁここから目を離さない様にしましょう!集中です!

ある程度の熾がありますので、空気量が全開だと焦げやすくなります。そこでドアを一旦閉めて「少し黒っぽい」感じになる様に空気を調節しましょう。と、言ってもそんなに気を使わなくてOKです。手羽先の鶏皮部分が脂身なので、そうそうスグには焦げません。ただ空気が全開だと…という程度なので何よりも肝心なのは焼け具合のチェックです。

薪ストーブ内部に置いた鉄フライパンに並べられた鳥の手羽先
入れた直後は真っ白ですが…
薪ストーブ内部に置いた鉄フライパンに並べられた鳥の手羽先
投入5分もせずにキツネ色に!今です!

だんだんと冷蔵庫出したての白っぽい色から、キツネ色に表面が色づいてきます。ここで一旦おやじの鉄板を取り出し、手羽先を全てひっくり返します。ここまでで鉄板に接している裏側は概ね火が通って来ていますが、鶏皮部分の表側はまだ半生。そこでひっくり返して鶏皮側も焼いていきましょう。

おそらくひっくり返すと裏側はいい感じに焼けているはずです。もし確認して焼きが足りなければ適量追加で焼いていきましょう。

ひっくり返して約2分ほどすると、鶏皮の脂で手羽先自体が「焼き揚がって」きているのが分かるはずです。ここで取り出し再度ひっくり返して鶏皮の焼け具合のチェックです。キツネ色から揚げ物の色に変わって、いい感じの焼け具合になっていれば完成です!

薪ストーブ内部に置いた鉄フライパンに並べられてきつね色に焼きあがった鳥の手羽先
ここまでで約7分弱
きつね色に焼きあがった鳥の手羽先
表面は香ばしく、中はジューシー!

④完成!!

そのまま鉄板に乗せてテーブルに出してもよし、取り上げてお皿に並べるもよし。焼きたてはとんでもなく熱いですが「とんでもなくオイシイ」です。写真を見ただけでも美味しそうなのは伝わると思います!自宅でここまでのグリル料理が出来るのにきっと感動するでしょう!

完成まで10分かからずに一品完成できます。しかも塩ふって焼くだけ(笑)お伝えしてきた「絶対成功のワケ」にもあるように、絶対成功します。そして皆「うまい、うまい」とかぶり付いているのが目に浮かびます…

これを食卓に貴方が出すだけで男の株が急上昇間違いなしです!!(妄想)手羽先は安いですし、手に入りやすい食材です。是非明日にでもお試しあれ!
あ〜お腹へってきた〜

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